メンタルヘルスケアは、自身で行うセルフケアと企業・組織全体で行うラインケアがあります。
ラインケアは、自分自身では気づけなかったメンタルの変化に気づける点が大きなメリットです。上手く機能させるため、リーダーの役割を確認していきましょう。
こちらでは、ラインケアにおけるリーダーの役割と、ラインケアを行うメリットについて解説いたします。ぜひ参考になさってください。
ラインケアとは、リーダーが部下の変化にいち早く気づくことで、メンタルヘルスを良好に保つというケア方法です。
ラインケアにおけるリーダーの役割に関して、3つのポイントをご紹介します。
リーダーが部下の様子に気づくことができなければ、ラインケアは成立しません。リーダーには細やかな観察力が求められるのです。
特に部下のメンタルヘルスの不調に気づくためには、ただ様子を観察しているだけでは不十分です。毎日きちんと声をかけて、部下が仕事をしている様子を確認するようにしましょう。
部下の様子がおかしいと感じたら、部下にストレスを与えないように相談対応を行い、何に悩んでいるのかを明確にしてあげることが大切です。間違っても、相談そのものが部下のストレスになってはいけません。
部下の表情に活気がなくなってきたり、遅刻や早退が増えたりしたら危険信号です。メンタルヘルスがかなり悪化している可能性もあります。
ラインケアは会社・職場のリーダーの存在が不可欠です。部下のメンタルヘルスを悪化させないため、しっかり配慮しましょう。
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ラインケアを行うメリットは、次の2つです。
ラインケアによって、会社のリスクマネジメントが可能です。
会社の管理者には、労働者に対して指揮・命令を行う権利が与えられる代わりに、労働者の心身の健康を守る義務も課せられています。
メンタルヘルスに問題がある社員がいると、安全配慮義務に違反していると判断される可能性があるため、注意が必要です。労働契約法違反と認定された場合、かなり大きな罰則を受けなければならないかもしれません。
このようなリスク回避のためにも、ラインケアが役立ちます。
ラインケアによって、メンタルヘルスの悪化による生産性の低下を防ぐことができます。
過度なストレスは会社にとって悪影響しか与えません。ラインケアがしっかりと機能すると、社員は自分の業務に専念できるようになります。
誰もが積極的に意見できる風通しのよい職場・企業を、ラインケアによって構築していきましょう。
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ラインケアを機能させることによって働きやすい職場を実現できます。
リーダーの負担は増えますが、会社や職場を上手く機能させるためには必要なことです。まずはリーダー自身がしっかりとメンタルヘルスケアに関して学び、部下の様子に目を凝らすようにしましょう。
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